こばち母さん知恵袋

映像業界のすみっこで働く“おせっかい母さん”がそっと教えたいアレやコレ

アタラシイの不思議

新しい年が始まりました。

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いつもお正月になると、今年こそは!今年から!と何かを決意する言葉を新年を迎えたタイミングで宣言する人が大勢います。書き初めにそんな決意表明を書く人も多いですね。

母さんは書くことはしないまでも、やはり周囲の決意宣言につられる形で毎年のように「ダイエット」とか「寄せ植えを上手に」とか「部屋に埃を溜めないマメな掃除を」とか、自分の理想を思い描いています。

新年に限らず転職や引っ越しなど、不思議なものですが何かが「新しく」なると自然と別の事まで「新しく始まる」ような気持ちになるものです。

 

あれをやってみよう。あんなふうになりたい。

 

それが、カレンダーが新しくなっただけで、勤め先や暮らす街が変わっただけで、実現可能な気持ちになるのは本当に不思議なことです。

しかしそれは、未来を良いものにしていく為にはとても重要なことだと母さんは思っています。アタラシイに触れて出てきた夢や理想はすごくキラキラしていて、蔑ろにできないパワーを持っているように感じてしまうのです。

(これが占い師とか信心深い方が言っている神様の力なのかもしれませんが、母さんはその辺りはサッパリなので悪しからず)

 

 

ともあれ、今年もここからアタラシイ何かが始まっています。

あなたもアタラシイ何かにチャレンジしませんか?

 

どんな未来でも、最初は何かを思い描くことから形作られています。

例えばカレーを食べたいと思って材料を買い、思い通りにカレーを作って食べる。

単純に言ってしまえばそうやって未来が現実になり過去へと過ぎ去っていく…

カレーを作って食べただけ。それがどうした?という小さな暮らしのひとコマですが、そのカレーを作った経験からさらに美味しい料理を作れるかもしれないし、逆に料理に失敗して諦めても、外に食べに出ることで誰かとの新しい出会いがあるかもしれません。

 

どんなに大きな夢があっても、最初の一歩はほんのわずかな「思い」でしかありません。

小さな「思い」を「実行」することで、自分や周囲に小さな「変化」が生まれます。

その小さな「変化」を繰り返して大きな「変革」にしていく。

どんなに大きな成功をおさめた人でも、みんなこのプロセスは共通しているはずです。

そして、理想というのも大きなことじゃなくて全然いいはずなんです。

 

ひとつ注意しておきたいこともあります。

母さんがとある営業職に身を置いていた時に、よく上司に命じられて「目標」を紙に書かされて貼り出されていました。

上司によると「目標を明確にすることで実現可能になる」とのことで、今回の話とよく似ているようにも思えるのですが、実際にはこれはクソほどの意味も無いことでした。

誰かに言われて掲げた目標は見栄やエゴにまみれていて、母さん自身の本当の「思い」とはそもそもかけ離れた内容でしかなかったので、「実行」する気持ちにもならないのですよね。

しかもこの「目標」というのも上司が思う理想を汲み取って書かないと怒られるので、到底出来る気もしない大げさな目標を書くより無く、益々もって意味不明でした。

 

大切なのは、自分に正直なまっさらな「思い」があること。

小さくても良いから、やってみたい、何かを見つけた時、可能ならその「思い」をわずかでも「実行」すること。

その結果で出た「変化」を見極めて良いものを残していけば、未来は徐々により良いもので満ちていくのではないか?そんなふうに考えてみて欲しいのです。

挫折や諦めがあっても大丈夫。その場合は無理とわかったことが良い結果だと思うことにして次の何かを探せばいいんです。

ほんのわずかな行動からの「変化」、その積み重ねでしか理想の実現は成し得ません。

 

 

今の「思い」を大事に育てて少しでも「実行」してみてください。

母さんは前を向く人を応援してます。

 

 

なんだか怪しげなセミナーのような記事になってしまいましたね笑。

母さんの場合、正月に思った「今年こそ!」はあまり実現できず終わってしまって、また翌年ほぼほぼ同じようなダイエットだの整理整頓だの言うに決まっているのですけど、そのこまごました小さな目標たちのおかげで、ちっちゃい何かは前進していることを信じて、また今年も「今年こそ!」を出来るぶんだけ頑張っていきます。